2001年5月20日 「闘魂エッセイ 第9回」


<悪い事はいつまでも、そうそう長くは続きません。>


長年続いていた日本経済も、インフレの時代から一転してデフレの時代になり、もうすでに十年以上が経とうとしています。

かつては釣り具業界の売り上げも右肩上がりだったのが、今やもうオリンピックやマミヤOPの釣り事業からの撤退、などなどに見られるように、釣り具業界にも “下げ潮の釣れない時代” が押し寄せてきたようです。

そればかりか、近年の全体的な釣果といったら、経済バフルの崩壊などにはおおよそ関係ないはずなのですが、その凋落ぶりを感じているのは私ばかりではないでしょう。

ただ単に、全体の釣れる確率が低くなっただけの事ですが、これは釣り人にとっては死活問題です。

出かけるたびに、釣果は上がらず、挙げ句の果てにはボーズ、ボーズ、となれば、誰だって釣りに対する情熱は次第に衰えてしまいます。
釣りの楽しみの大部分は、未だ見ぬ魚との出逢いにあるのですから、釣りという遊びは、まずは魚との出逢いが優先されるのです。

けれどもそれでも懲りずに釣り場へ出かけて行く。
そうして、出かけてゆかなければ絶対に魚との出逢いはないのです。

何度も何度も釣り場へ出かけてゆき、その内に今まで以上の大きな魚との出逢いのチャンスも巡ってくるのです。

何の世界でも、悪い事はいつまでもそうそう長くは続かないのが世の常です。
経済もやがて長いトンネルを抜ければ “上げ潮の釣れる時代” が到来するでしょう。
釣りの世界もまた然り、なのです。

ところで、昨年、今年と徳島の牟岐大島はそれまでに経験した事のないような大爆釣が続きました。
こんな事にも象徴されるように、いくら全体の釣果が冷え込んでいる、といっても、釣りのチャンスはどこかの釣り場に必ず転がっているものです。

釣れている釣り場をめざし、まずは釣り場へ出かけて行く、魚を釣ろうとする前の大鉄則です。

私はまだまだ懲りずに、これからもどんどん釣り場へ出かけてゆこう、と思っています。


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