静岡県伊豆半島中木でのグレ(メジナ)釣り

'98/10/12



<出港間もない渡船。この写真一枚で少しは磯釣りの雰囲気が味わえるでしょうか?>


釣りレポート

10月12日、伊豆の中木は快晴で絶好の釣り日和でした。

午前五時三十分、勢いよく港を出た船が一番に向かった場所は、ほんの二〜三分で着く”白根
丁度去年の今頃に、一度渡礁した事のある磯でした。(去年は何故か釣れるのはソーダガツオばかりだった。)

今回は講習会のため、販売店の六名と私をも含めたスタッフ八人の、総勢十四人です

水温二十二度、絶好のコンディションかと思われたものの、釣り始めてエサ取りの動き具合の悪さに驚きました。
案の定、エサは取られるものの狙いの魚は釣れません。ましてや今回釣っていただいている方は、磯釣り未経験者が二人いるのです。その他の人も、磯釣りにはほとんど慣れていないのですから。
条件さえ良ければ問題はないのですが、困りました。一時間ほど釣りの指導をさせていただいたのですが、釣れません。
私にとっては、辛く長い時間でした。たまらなくなり、とうとう自分で釣れるポイントやこの日の釣りパターンの開拓です。


空いていた沖向き左側先端で、少し撒き餌を入れながら、仕掛けを流してみました。餌取りのオセンやチョウチョウウオは水面近くに群がっています。その下にいるグレも非常に怠慢な動きをしています。こんな状態の時、狙いは当然ながら沖になりま。そうして、ウキ下は概して少し深いものです。

狙いは的中しました27cm前後の小さい尾長グレですが、食ったタナは約五ヒロ。次にヒットしたタナは竿一本(3.5ヒロ)
これで、今日のパターンが少し掴めました。すぐさま竿を置き、販売店の方に釣っていただきます。横で仕掛けの流し方やマキエの撒き方、狙うポイントの説明です。
すると間もなく、、、釣れるじゃないですか。釣った本人もさることながら、私にとっても嬉しい瞬間です。その後、彼は一人で三匹釣りました。

今度は磯釣りが始めての二十代の若い人がターゲットです
徹底的にグレ釣りの虜にしてやろうという魂胆から、彼の横へ行ったのです。非常に素直な彼は、私の言ったとうりに懸命に釣っています。
グレ釣りのコツは一番に狙うポイントです。二番目はマキエの撒き方です。三番目は仕掛け合わせとその流し方です。この三つに集約されているのです。この三つをきちんとバランスよく行えば、撒き餌に集まる食い気のあるグレは、簡単に釣ることができるのです。

彼は始めてにも関わらず非常に熱心です。偉そうな言い方かもしれませんが、教え甲斐がある、というものです。一匹、二匹と釣り始めました。納竿の十一時過ぎまでに、30cmオーバーを含め、十五匹ほどの釣果です。もうこれで彼はグレ釣りの楽しさを、心底から体全体で感じたに違いありません。
自分で釣るよりも、釣って貰うのがいかに大変か、は常に感じているところなのですが、今回は釣り人のみならず、素直に食ってきた海のグレにも楽をさせて貰いました。
感謝、感謝!!



船付きのすぐ側で、集魚材の講習会を森川さんが行っている様子。後で、すぐ後ろの船付きには、60cm前後の大グレが二十匹以上も姿を現し、(磯際に居着いています。)驚かされました。かなり古くから何匹も居着いているとの事。腕に自信のある人、一度挑戦してみては?

<同じダイワのテスター仲間である森川芳郎さんと>



中木の白根の紹介

豆半島先端近くに位置する周辺の釣り場は、潮通しが良いため思わぬ大物がいるものです特に、中木の”白根”には信じられない事かもしれませんが、デカイ尾長グレが、磯際に沢山泳いでいます
磯の中ほどに位置する東と西の両船付きには、マキエをすれば、ウロウロとエサに集まってくる大グレの姿が沢山見えました。
それを狙って、同行した森川さんが講習の合い間に、見事に二匹食わせました
食った瞬間、凄い勢いで走ります。かなり頑張ったのですが、残念ながら二匹とも釣り上げることはできませんでしたが、、、。

とにかく、居着きの尾長の大グレです。(私も狙いたかったのですが、残念ながら道具の持ち合わせがなかったのです。)
昨年の同時期にも私はこの磯で釣りをしました。磯際にチラチラと気になる魚影が見えたので、細ハリスの状態で狙い、瞬間的に一発やられました。−が、まさかこれほどの大グレが、これほどまでに居着いているとは思いもしませんでした。
磯際の尾長グレは非常に手強い、ということは私も嫌というほど知っていますなかなか釣り上げられない、という事も。
だから、現在でもまだ生き残っているのです。
けれども、再度中木へ行くような機会があれば、今度はきちんと道具の用意から準備を怠らないようにしようと思っています。


<終わり>