'98.7/19 木頭アユ釣りレポート
(追悼アユ釣り友好集会)

<故小林社長の遺影を囲んでのスナップ>


私達のアユの友釣り仲間であった小林釣具店の社長が亡くなって、初めての夏です。
生前、いろんな面で非常にお世話になった有志一同で、追悼を兼ねたアユ釣り大会を行なおう、と言う事になりました。

7月19日の午前7時過ぎに、故小林社長のこよなく愛していた徳島県は那賀川上流の木頭村の出原(いずはら)橋たもとの河原に、有志一同が集結しました。
午前10時過ぎまでは、それぞれが近くの思い思いのポイントで楽しいアユの友釣りです。
私を含めた一部の人間は、テントや食事の準備です。
早朝から雨模様の日和が、時間の経過と共に次第にどしゃ降りになってきました。
今年はアユの釣況がどの河川ともいま一つ、といった状況です。
さてさて、あまり釣れなければ美味しい河原でのアユの塩焼きが食べれません。
少し心配していた私のそんな気持ちを吹き飛ばすかのように、私の十年来の友人である岡田さんがオトリを入れるやいなや、いきなりのヒットです。
アユの友釣りは、オトリが命です。
楽しい人には楽しい仲間が集まります。−と同じ様に、元気なオトリは元気な野アユを連れてきてくれます。
ポイントは連続した瀬が続く最高の場所です。
とりあえずはこれで一安心。ほかにも十人近くの腕達者が釣っているのですから。

当日は雨が非常に強く、川の状況は少し増水気味でした。
これもまたアユが沢山掛かる好条件の一つとなったのです。
どこかで小林社長が見守っていてくれたのかもしれません。
約二時間ほどの釣りで、元気な天然アユが五十匹あまり帰ってきました。
早速、釣りを見守っていた女性陣をも交えての食事タイムが始まりました。
河原で食べるアユの塩焼きや雑炊は最高のごちそうです。
気ごころの知れた仲間との食事や会話は、人生における充足の時間です。
小林社長の気使いは、実は亡くなった後も確実に生きていたのです。



<木頭川、出原橋下流周辺>


徳島県 那賀川上流木頭地区について

アユの友釣りで屈指の好ポイントが連続する木頭地区。ダムもなく、水は今なお限りなく澄み、アユのその味は県下で随一と言われている場所です。
上流の南川北川、その合流している木頭川。さらには少し離れた場所に流れている海川。春先からはアマゴ釣りでも有名です。
近年、綺麗な川が少なくなりました。
本当に寂しい事ですが、木頭地区に来ればまだまだ自然本来の持つ素晴らしさや釣り本来の楽しさを味わうことができます。
川や渓流釣りが好きな方、ぜひ一度おいでてみてはいかがでしょう。



<故小林社長の散骨のスナップ。左下は息子さんです>


<終わり>