大分県鶴見崎のグレ釣り'99/11/2&23



「その一」

11月2日、大分県の鶴見崎での “ダイワの磯釣り講習会”。
集まっていただいたのは、ダイワ特約店の12名です。
雨が上がった直後の、風とウネリの強い一日でした。

水温はまだ24度前後と非常に高く、マキエには大きなウスバハギの大群が群がります。
こんな状況下での狙いは、迷わず磯際です。
何故なら、ウネリでサラシの波は大きく砕かれ、格好の狙いポイントとなるからです。

当日は前半3名、後半3名の6名の方々のお世話をさせていただいたのですが、前半は残念ながら写真が撮れませんでした。
ーで、後半に“タチバナ”という磯でのスナップを少し掲載させていただきます。

まだ水温も高く、エサ盗りとウスバハギの大群、さらには大きなウネリと強風という悪条件の中、福岡県の遠賀郡芦屋町から参加してくれた、(有)皆川釣り具店皆川 公一さん、丁寧な釣りでごらんのようなグレを釣り上げてしまいました。

この人はまだ35歳という若さながら、非常に釣りが上手です。
かなり釣り込んでいるようなのですが、その釣りセンスも抜群のものを持っています。ヘタをすれば、こちらが釣りを教えて貰わなければならないようなほど、一連の動作もスムーズで、私は本当に驚いてしまいました。(実は恐るべき釣り師だったのです。)

他の2名は“フィッシングワールド” からの参加です。“穂並バイパス店”佐藤康弘さん(26歳)と“戸田バイパス店”口 英之さん(28歳)。

素直で、熱心で、きちんと私のアドバイスを真剣に実践してくれたためか、他の磯の不調を尻目に、ごらんのようにシマアジとグレを釣ってしまいました。釣り辛い状況下での釣りの中で、自分で釣った事で、今後ますます釣りの楽しさや難しさを覚えてくれるに違いありません。

余談ですがこの日は非常に風が強く、時には突風という悪条件。
まだ磯釣り間もない若い彼らが難なく魚と出会えたのは、穂先がらみのない、またガイド竿の持つ糸フケの心配の全くない、ダイワのインターライン竿によるところが大きかったのです。それは私よりも彼らが一番の実感として感じた事なのでしょうがー。

それにしても、それぞれ三人のスナップのそのにこやかな表情、彼らの楽しさや嬉しさがこのページを見ていただいている人に、少しは伝わった、と思うのですが、いかがでしょう。


「その二」

11月23日、 大分県の鶴見崎での ”闘魂会” の親睦会

私の?歳の誕生日でもあったのですが、あいにくこの日は朝から雨模様の日和です。
だから今回の壁紙の模様は、水滴のデザインを使用した、という訳なのですが、、、。

当日は、秋雨前線の通過日でした。
それまで続いていた秋の穏やかな晴天には、残念ながら恵まれませんでしたが、それでもいろんな県から、多くの仲間が集まってくれ、早朝の釣りに出かける前の熱気は、いつも以上のものでした。

徳島県から8名愛媛県から1名岡山県から4名広島県から3名山口県から4名福岡県から2名大分県近郊からは11名総勢34名のメンバーです。

午前6時過ぎ、鶴見町明有浦の速見丸渡船場に集合し各自が準備を済ませた後で、磯上がりの順番を抽選で決めます。
その後、 から “新鮮パック” の地域限定集魚材“クロジャック男女・五島” を、今回だけは特別に、と全員の皆さんに二袋ずつのご提供。
また広島の清木場さんからは(彼は薬品会社の人です。)、元気付けに、とドリンク剤を50本ご提供。
また、品物ばかりか、前もって大分県の浜田正さんが気を利かせてくれ、彼のクラブ員9名が前日の夜から、磯取りのためもうすでに磯で待機していてくれている、というのです。
釣りに出かける前から、そんな気遣いに、もう頭が下がる思いで一杯になりました。

出港は午前6時30分。多くの荷物も皆さんの積極的な協力でスムーズに運び、決められた順番に磯上がりの開始です。

浜田 正さんは同じダイワのテスター仲間同い年、ーと同時に今日は皆さんのお世話役。
まずは皆さんに釣って頂こう、という理由と、ある雑誌社に依頼された取材のため、彼と一緒に一番最後の磯上がりとなりました。


上がった磯は“観音”という、鶴見崎に精通している浜田さんでさえも、一度も上がった事のない磯でした。
もう一人の同行者は、浜田さんのクラブの川野さん。彼には釣りの合い間に我々の写真を撮っていただく事になりました。

表面水温20度。潮は満ち潮がまだ少し残ってはいるものの、やがて引き潮になろうかという状況です。
時合いはこれからでした。釣り始めて一時間ほどで、潮の動きは鶴見崎方向へとその流れの勢いを強め始めます。
ーと、案の定、先端で釣っていた川野さんが35cm前後のグレを二連発

期待を持たせるような時合いはそれっきり。
途端にそれまで動いていた潮はのらりくらりとウロウロするだけで、三時間近くはそれぞれが思い思いのポイントでの釣りを余儀なくされました。

午前10時を過ぎた頃、辛抱強く粘っていた浜田さんに待望のヒット
それまでポツリポツリと釣れていた魚とは竿の曲がりが違います。40cmは軽くオーバーしている大物でした。
ホームグラウンドで、まずはご挨拶の一匹だったのです。

その後、私にも何とかヒット

浜田さんの釣ったグレほど大きくはなかったのですが、嬉しさのあまりスナップを一枚撮っていただきました。
正午近くの干潮間近かに、またまた浜田さんが40cmオーバーをヒット。右側は二人で並んでのスナップです。


大潮回りで、正午が干潮

雨と風も次第に強くなり、マキエも水浸し状態になってしまいます。
朝から使用していた“クロジャック男女・五島”も、途中で追加し、混ぜ合わせながらの使用です。
いくらまとまり性の良い、またいくら使い易い集魚材でも、水浸しではその効果は半減なのですから。

干潮から満ち潮に変わり、潮の流れは今度は勢いよくどんどんと流れ始めます。
ーと同時に、それまであまり釣れなかった磯が、急に活気を帯びてくるから不思議なものです。
急にイサギも釣れ始めました。40cmをオーバーしているイサギも混じるのですから嬉しくて仕方ありません。
集魚材も、まとまり良く、狙ったポイントへ撒く事ができます。やはりその効果もバツグンでした。
ヒット、ヒットの連続で、ついさっきまでは “もう磯変わりをしようか。” などと言っていた私も反省する暇さえないほどでした。

けれども掛けてはバラシ、またまたバラシ、の連続で(イサギではありません。)、私に40cmオーバーのグレが釣れたのは、もう10回以上もバラシた後だったのです。ああ!!カッコ悪い
道糸の高切れが4回でそのために流した自慢の“闘魂ウキ”が4個、根に持っていかれたハリス切れが3度、引っ張り合いの途中の結び目切れも3度、早合わせでの途中の口切れなどは5回以上を数えました。

これまでにグレ釣りの、それも口太グレ相手に、バラシた事は手前事で恐縮なのですが、一年を通してもほんの数えるほどで、当然ながらバラシている途中の頭の中はパニック状態
現在右腕の肘が腱鞘炎で非常に痛み、思うように魚とのやりとりができなくて、竿尻を固定した状態で力任せに引っ張り過ぎたのが一番の大きな原因だったのでしょうがー。
また、今日のグレの引きのその強さ、これはいったいどうなっているんでしょう?(鶴見崎周辺のグレの引きは、それほど強くはなかった筈なのですが、、、、?)

まあ反省する事しきり、なのですが、バラシ始めるとそれが一つのリズムになるのか、はたまた頭がカッカしていたのか、しばらくはどうにも止まりませんでした。
私の自慢のハリスである “タフロン” などは、納竿の2時前までの二時間足らずの間に、もう1.5スプール(約70メートル)ほども使ってしまいました。1.5号にこだわった私の号数選択ミスかもしれませんが、、、、。
まあ滅多に味わう事のできないような経験をさせて貰った、という事にして、久々に磯釣りで熱くさせられました

ーで、熱中した結果、とうとう私の持参した20gのクーラーは二時間足らずの間に満杯になってしまいました。
この事実を喜んで良いのかどうか、実は本人は非常に複雑な気持ちだったのですが、、、。


ごらんのとうり、釣りはまずは場所なのです。そうして、潮の動きいかん、なのです。

潮さえ良ければ、本当に短時間の間に入れ食い状態にもなってしまうのです。
まあ他人の釣った、釣った、の話は全く面白くはないでしょうが、、、、。たまには許されたし!!

今回は浜田さんをさておいて、一番良い場所で釣らせて貰いました。同じ仲間で、同じ年で、私が遠来の客、という理由から少し甘えさせて貰ったのですがー。
結果、随分美味しそうなイサギも沢山釣らせて貰った、という次第なのです。

本命ポイントから少し離れた場所で釣っていた浜田さんも、途中には40cmオーバーのグレを三連発スゴイものでした。 (私の数多くのバラシがなければ、彼はもっともっと釣っていたに違いありませんがー。)


納竿は予定より一時間早い午後2時
未だ止みそうにない雨の中を、釣れた人、釣れなかった人、それぞれが悲喜こもごもの表情で船に乗り込んで来ます。
まあこれは磯上がりの潮取りの問題でもあるために仕方ない事なのですがー。

多くの道具は、手際良く、きわめてスムーズに全員の協力の下、難なく運び終えました。

そんな様子を眺めていて、オープン参加の方も会員の方も関係なく、全員が同じ同じ仲間として、同じ時間を共有し合える事の大切さを、また改めて教えられたような気がします。
釣りは釣れるのも楽しいものですが、釣れる釣れない、決してその事ばかりだけじゃあなかったのです。


(熊本の浅敷野 透さん)

(岡山の川田 律夫さん)

(徳島の林 基志さん)

(徳島の林 雅芳さん)

雨の降っている港の、それぞれが道具をかたづけている慌ただしい中での、無理を言って写させて貰ったスナップです。(まだ他にも釣っていた人はいたのでしょうが、ゴッタ返していたために、どうもスミマセン!!


午後4時からは、恒例の食事会。
何度も重複するようですが、“闘魂会”は釣りの親睦会、ーと同時に交流会なのです。
佐伯市内の焼き肉屋さんでの、皆さんのゆっくりとくつろいだ時間です。

これを機会に、皆さん、今後共どうぞよろしくお願いいたします。
皆さんそれぞれが、お互いの馴染みになるまでには、まだ少しの時間が必要なのでしょうが、、、。


今回は、単なるレポートに終わってしまいましたが、参加された皆さん、並びに“闘魂会”の会員の皆さんには、後日、鶴見崎攻略法を詳しく書いてお送りいたします。
少しクセのある釣り場ですので、次回に繋がる釣りをするために、また次回は今回よりももっともっと釣りを楽しんで貰うために、どうしても必要だと思われますので。


<終わり>