薄墨 賢二が皆さんからの
ヨロズ相談にお答えします



第6回

ウキ作りにおいて、ウキの浮力とシェイプについて?

はじめまして。タカヒロと申します。

ご活躍はTV、雑誌等々で拝見させて頂いてます。
いつもホームページの闘魂ウキの写真を見てシェイプの美しさに憧れています。

突然で申し訳有りませんが、ウキ作りについて御質問させて頂きたいと思います。

まず、最初にウキを削り出す時に、始めから何号とかウキの浮力を決めて(想定して)
削り出すのでしょうか?

それとも、あらかた出来上がった時点で浮かべてみて
個々の浮力を決めるのでしょうか?

次に、薄墨氏を始め名人のウキを拝見させて頂くと、皆さんどの号数のウキを
見ても多少の大小は有っても同じシェイプに削られています。

これは削る時にゲージの様な物を使っているのでしょうか?

やはり皆さんこだわりの形が出来上がっているので、感覚的に
削っても同じ形に成るのでしょうか?

質問が重複した変な質問で申し訳ありませんが、お答えして頂ける
範囲で結構ですので返信頂ければ幸いです。


薄墨賢二からのA(答え)


ウキ作りを始めてもうすでに二十年以上過ぎてしまいましたので、
“最初にウキを削り出す時に、始めから何号とかウキの浮力を決めて(想定して)
削り出すのでしょうか?”
といったご質問をいただけば、「まったくそのとおりです。」 としか答えられません。

ウキ作りの前の作業として、作ろうとするウキを考えた場合の、桐材の大きさや太さ、
それに仕込む内蔵鉛の選択があります。

通常はそれらは “仕込み作業” とでも呼べるものなのですが、
その段階でもうすでに作ろうとしているウキの浮力やシェイプは、
自分の中ではもうすでに半分以上は完成しているものなのです。

けれども長年作ってきたから、そうしてウキ作りに人一倍こだわってきたから
そういった事ができるのであって、慣れない内は試行錯誤の繰り返しでした。

まず適当な桐材に適当な内蔵鉛を、適当に入れる。
それを適当(?)に削り、水に浮かべ、浮力の加減を見る。
気に入らなければ桐や鉛を削って何度かの調整を繰り返す、といった作業でした。

作り初めは、ウキのシェイプにしても、だいたいの形、でしか作れなかった、と思います。
けれども、だいたい、でもたまには自分が狙った以上の思わぬお気に入りのウキが出来る
事もありました。

現在では、感覚的に削っても当然ながら同じ形に成りますし、また少しずつ違った形にする場合
もあります。

釣りを通じてより使い易い形を求めて作っているために、
私の場合は画一的なシェイプにする、といった事は敢えて意識せずに、
作る度ごとに若干の進化と変化を繰り返している、と自負しております。

ただ大量に作っている何人かの人は、ご指摘のようにゲージを使用しているようですがー。

ウキ作りは、要は慣れと体全体で覚えなければならない部分が多いばかりか、
時には非常に工夫を必要とされます。

これは釣りも同様ですネ。