薄墨 賢二が皆さんからの
ヨロズ相談にお答えします



第7回

ガン玉の規格について?


千葉は勝浦あたりのテトラを中心に、年中グレ釣りに夢中になっているヘボ釣り師です。

今回お便りしましたのは、ガン玉の規格について、エキスパートの皆さん
不満の声は出ないのかとの疑問からです。

私は最近市販の浮きに手を加えて自分の好みに浮力調整して使っています。

市販の浮は、サルカンなどの重量も考慮して浮力表示してあるため、
実際の浮力はもっと多いものです。(2B表示に2B+3Bが乗るものもありました。)

私は道糸ハリス直結の仕掛なので、完全ふかせを基本としていますが、
仕掛を安定させるときにはガン玉を使う事も有ります。

そのときに私にとって大きな問題にぶち当たるのです。

私は今までてっきりB+B=2Bであると考えていたため、釣り場で段打ちしたガン玉と
ジャスト2Bに調整したドングリ浮の組み合わせに失敗し、
ガン玉交換時にハリスに余分なキズをつける羽目になったり、
ガン玉の一部を切り落として浮力調整に時間をかけたりと、貴重な時合を減らしていました。

どこかの釣り雑誌にガン玉の重量を測って掲載された方がありましたが、
そこでわかったことは、B+B=2Bでない事なのです。

B+B>2Bであることが判り、今までの失敗の原因に納得しました。
(実際の重さも、メーカーによってばらばらです。)

では何故、誰もB+B=2Bに規格変更して欲しいと言わないのでしょうか。

私はそうして欲しいのですが、そこまで考える必要の無い事なのでしょうか。

是非名人と言われる方々がそれを希望される事をのぞみます。
そうすれば、メーカーだって作らないわけには行かないからです。そう思いませんか?

よろしくご検討下さるようお願いします。

突然のお便りの乱暴なお願いを最後までお読み頂き、感謝いたします。


薄墨賢二からのA(答え)


釣りで使われているガン玉とは、その名のとおり散弾銃の鉛玉に割りを入れたものが
最初に使われました。

徳島から生まれた今日のようなフカセ釣りは、その釣り方ばかりでなく、使用されるガン玉も
徳島発、だったのです。

そのため当初は、B、BB、3B、SB、などといった規格表示であったのが、
いつしか全国の釣り人の間に浸透してしまってからは、その重さ自体もバラバラになったようです。

ご指摘のように、実際のガン玉の重さは、メーカーによってばらばらです。

同じB表示のガン玉でも、メーカーによってその重さは異なります。
であれば、当然ながらウキの浮力表示規格も各メーカーがそれぞれに決めてしまう、といった
いい加減なモノとなってしまいますが、これも現状では仕方ない問題です。

釣りの世界は結構アバウトな部分が多く、いい加減な規格は何もガン玉だけに限った事では
ありません。

竿の号数にしろ、ハリスの太さにしろ、これといった統一規格がない、のが現状なのです。
(ハリスについては東レがその太さを決めて、各社で表向きは従っているようになっていますが、
実際のところ磯に関してのその太さは、例えばマイクロゲージなどで測ってみれば
結構バラバラなのが現状なんですネ。)

こと釣りに関しては、なかなか用具の統一規格は難しい問題です。

一番ベターなのは、自分規格、といったモノをきちんと持つ事以外、取り敢えずの対策はない、
といっていいでしょう。

時には疑ってみる事も必要で、規格をそのまま信用してしまうと、ご指摘のように、

“私は今までてっきりB+B=2Bであると考えていたため、釣り場で段打ちしたガン玉と
ジャスト2Bに調整したドングリ浮の組み合わせに失敗し、
ガン玉交換時にハリスに余分なキズをつける羽目になったり、
ガン玉の一部を切り落として浮力調整に時間をかけたりと、貴重な時合を減らしていました。”

ーといった事になりかねません。

ガン玉交換時にハリスにキズを付けないようにする方法は、一度ガン玉の両側のハリス
を引っ張ってやれば、ハリスに噛み付いていたガン玉は結構緩みます。

その後には、ガン玉の移動が楽にでき、キズが付かなくなる場合が多いので、一度試して
みてください。

ところで余談ですが、私は相変わらず散弾銃の玉を割った昔ながらのガン玉を、
今も愛用しています。
そのため当然ながら私のウキの規格は散弾銃のガン玉の重さが基本となっています。

また自分が使い易いように、BBの浮力のウキは、B+B、3Bの浮力のウキは、B+B+B
としています。

私が最初に名付けたF規格は、ガン玉を付けないフカセ釣りを行いたいためのフカセのFです。

ーといったように、釣りはやはり “自分規格” が一番使い勝手が良く、一番信頼ができ、
一番調子が良いようですね。