薄墨 賢二が皆さんからの
ヨロズ相談にお答えします



第9回

「針の選択(色、サイズ)を教えてください?」


初めまして、埼玉県在住のIです。

関東近辺で、グレを狙って釣行しています。

さっそくですが針についておしえて頂きたいのですが、
普段、私は針についてあまりきにせずにいたのですが先日釣行に行った時
多分ふぐだと思うのですがハリスを切られグレのあたりも無いので何気にオーナーの
速攻グレ5号に変えたところグレが釣れはじめました。

それまではササメのヤイバ6号を使ってました。

その後、針を戻すとあたりがなく速攻グレにすると又、釣れはじめるという結果でした。

宜しければ針の選択(色、サイズ)を教えてください。

普段はオーナーの太地6号かササメのヤイバ6号にSサイズのオキアミがメインです。

餌は季節により練り餌やさなぎを使います。


薄墨賢二からのA(答え)

釣り針は魚との直接の接点でもある用具ですから、悩まれるのは当然です。

ある針では釣れなかったのに、針の種類を変えた途端釣れ始めた、といった事は私自身の経験
から言っても結構ありました。

けれどもそれは当時は疑いようのない現実だったのですが、何年も試行錯誤を繰り返す内に、
釣れる、釣れないの問題は、実は針ばかりじゃあない、という事が次第に判ってきたのです。

針にこだわっていた頃に一番釣れる、と思った針は、そうして一番自信を持ち、
好んで使っていた針は “ヘラスレ” でした。

返しの無い針は魚が掛かりやすく、どの針よりもベストだ、と当時の私は疑いもしませんでした。

おそらく10年以上はスレ針信仰を信じ、使い続けていた、と思います。

けれども尾長グレのデカバンを狙い始めた頃になって、スレバリのその軸の細さ故の
トラブルが続出し始めたのを契機に、通常のグレ針を使い始めたのです。

食わせるのが先か、取るのが先か、の選択を迫られた時期だったのです。

それでも数釣りを行う場合はまだスレ針を使う場合が多かったのですが、ある時思い切って
通常のグレ針やイセアマ針を使い始めたところ、それまでのスレ針同様に釣れるのです。

「まてよ! 今まで信じてきた事に間違いがあってはいけない。」、と再度使い比べを行います。

結果は、実は、どちらも似たり寄ったり、だったのです。

そこで針の号数や太さをいろいろと変更して試しました。
とことんこだわった時期がありました。

けれどもその結果、食いに関係するのは、実は針のその僅かな重さや大きさや色だったんですね。
決して種類なんかではなかったのです。

釣れない時の神頼み、とばかりに針の種類をいろいろと選択するのも楽しいモノです。

そうしてその選択が当たった時にはさらに釣りは楽しくなります。

私も過去には、随分多種多様の針を購入したものです。

けれども現在の私は、キンリュウ針のイセアマ5〜7号とグレ6〜9号の
このたった二種類の針だけで釣行を重ねています。

種類は二種類ですが、それぞれの号数には、金色、ブラウン、黒、と三色あります。

もう10年くらいは二種類だけなのですが、それで以前より釣果が悪くなった、という事は
全くありません。むしろ自信を持って使い続ける事で、コンスタントな釣果が得られた、と
言ってよいでしょう。

但し、食いが悪い、と感じた時には、たとえば6号を5号に、グレ針をイセアマに、
金針をブラウンの色に、またそれぞれの選択を逆に、と使い分けをして対処しています。

フグなどが多い場合には、金色系統の針は目立つためかブラウンか黒針が良いようです。

けれどもエサ盗りが少ない場合には、断然金色が有利です。

また6号を5号に、太軸のグレ針を少し細いイセアマ針に変更すれば、より食いが良くなる
場合も多くなります。

再度繰り返しますが、食いに関係するのは、
実は針のその僅かな重さや大きさや色だったんですね。

針もその種類は現在では多種多様です。

その選択には非常に悩まされる時代となったようですが、上記の事が少しでも
参考にでもなれば幸いです。